中国人とハイエナ台俺の空をめぐっての抗争!

4号機時代、稼働していたホールに常駐していたのは、中国人ハイエナグループ。おそらく、50過ぎのオッサンがリーダーで、指示を出してる模様。
とにかく、ハマり台を見つけたら、真後ろで仁王立ちするから、タチが悪い。今なら、出禁クラスやね。常時、3、4人は居たと思うが、ただ黙って取られるがままなのは癪だから、徹底抗戦した。ただし、同じ台を張ってるのかバレと、警戒心が強くなるので、遠目からこっそりチェック。しかし、相手は真後ろで張り付いてるモンだから、台取りも容易ではない。それでもあの手、この手を使って、奪いまくった。主役は銭形に至っては、隣の空き台に座って、ひたすらケータイでゲームしとったわ。まぁ、この台は空かなかったけど。それどころか、リーダー格のオッサンが、店に来るのが5時くらいだったから、その時間に空いてるロッカー、全部確保したりもしてたわ 笑
ある日の事、メンバーの女が「初代鬼武者」を張ってる時に、打ってるオバちゃんがヤメ、女が一瞬目を離したスキに台を強奪!打ち始めると、液晶越しに女が、鬼の形相で睨んでるのが見える。好きなだけ睨んで下さい 笑すると、この鬼武者が速攻ゾーンで刺さる!投資は1K。ざまぁ見ろコノヤロー!鬼武者のビッグは711枚。コレが天国連するのだから、今考えたら恐ろしい台やね…。すると、ビッグ消化中、扉に雪姫が!雪姫出現時は、128G以内のビッグが確定である。まだ後ろで見ている女に、小さくガッツポーズ!女は諦めて消えていった。それから数日後、パワフルだったか(確か夢夢ちゃんの台)のハマり台を拾って、タバコを下皿に置くと、一応店内を徘徊。戻ると、なんと椅子にカバンが…誰やねん⁉︎すると、そこへ中国人グループの若い兄ちゃんが…タバコを置いてあった事を説明するも「ワタシニホンゴワカリマセーン」的なゼスチャー。恐らく、日本語は分かるが、都合が悪くなると、喋れないフリをするのだろう。
当然今だったら、店側に目立つようなコトは、余りしないようにするのだが、なんせ若かったから、闘争心剥き出しで突っかかっていった。「オメー馬鹿か?タバコ見えねーのかよ⁉︎荷物退かせや!」すると、そのセリフに逆上する兄ちゃん。
お前、逆上するって事は日本語分かるんだよな、なぁ!兄ちゃん沈黙。次オレの邪魔したら、お宅らのリーダー潰すんでヨロシク。翌日、その中国人グループが、メンバーを増員してハイエナ強化!それでも、一番期待値のある台は、絶対に取らせなかった。
そして何より、その頃の俺には「俺の空」という最強のエナ台があったから、怖いもの無し。この初代俺の空の天国は、144Gまでなのだが、前兆を経由しなくても、いきなり当たったりする。まぁ、沖ドキや南国物語の液晶が付いてるバージョンと言えば、想像が付くだろうか…。前兆演出がまったく来ないのに、143G目にロデオキャラが出てきて、次ゲームでボーナス確定…といった具合である。コレはたまたま、別の店で天国狙いをしている時に、天国をスカって余りメダルで天国残り10Gの台を打ったら当たって、仕組みが判明。それ以来、例え天国残り2、3ゲームでも回す作業が続いた。天国残り13Gの台で、天国刺して3000枚なんてコトもあった。この台は間違いなく、スロット史上もっとも時給を稼いだ台である。この台のおかげで、中国人グループが束になって掛かってきても、取るに足らずだった。しかもそいつらは、その店にしかいないので、他の店でやりたい放題だったわ。しかし、この店での稼働の終焉は、実に呆気なかった。
銭形の750ハマりに、赤マルが置いてあり、明らかに隣の兄ちゃんのヤツ。その地域のホールで、タバコ吸ってる奴の銘柄は、ほぼ完璧に暗記していたから、すぐに分かった。その兄ちゃんは、いつも仕事終わりに、作業服で打ちに来る。180cmはゆうに越すガタイで、足のサイズは30cmはあったと思うが…そんなの関係ねぇ!声を掛けるも、その兄ちゃんはムシ。
再び、語気を強めて声を掛けると「うるせぇな!」と言わんばかりに俺の手を払いのける。その態度に俺の中で、何かがプッツンとキレた。たちまち髪の毛が金色に染まり…いや、もともと金髪やけど 笑気づいたら、その兄ちゃんの後頭部を鷲掴みにし、台に顔面を叩きつけた!怒り狂った兄ちゃんは、立ち上がると俺の髪の毛を掴み(後ろで結んでた)床に叩きつけると、30cmの巨大な足で顔面を蹴られた。すぐさま店員が、駆けつける。
そして「2人とも明日からこの店には来なくて結構です」俺は鼻血を出しながらも、従うしかなかった…。ケータイは、揉み合った際に割れるわ、目の周りは腫れるわ、散々な目に合うたわ。もっとも目の傷は、もう少しズレてたら、失明の可能性もあったみたいだから、不幸中の幸いやね…。いや〜あの頃に比べたら、ホールも平和になったけど、皆さんもハイエナをする際には、お気をつけて。